屋外タンク貯蔵所における防油堤の話

屋外タンク貯蔵所

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お疲れ様です。
突然ですが屋外タンク貯蔵所はしっかり設計して、万一の事故を最小限におさえる必要があります。でもそこには落とし穴が・・・

 

液体の危険物を保管するのにタンクを用いるケースがあります。液体の貯蔵だと円柱型が多いかと思います。こういう形のものですね。
 
大型のタンクになると屋外に設置するケースもあり、そのような場合に「屋外タンク貯蔵所」の規定が適用されます。

 

ここで「屋外タンク貯蔵所」の規定を全て書き出してもいいのですが、そんなことはこのサイトでも紹介している、一発合格できたイチオシ教本を見れば仔細に説明があるので割愛します。

 

ここで取り上げたいのは防油堤についてです。

 

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防油堤の基準

決まりごとをざっと箇条書きにします。

 
  1. 液体危険物(二硫化炭素を除く)の屋外貯蔵タンクの周囲には防油堤を設けること
  2. 防油堤の容量はタンク容量の110%以上とすること
  3. タンクが2基以上ある場合、最大タンク容量の110%以上とすること
  4. 防油堤内に設置できるタンク数は10基以内とすること
  5. 防油堤の高さは0.5m以上にすること
  6. 防油堤の高さが1mを超える場合、おおむね30mごとに堤内に出入りするための階段を設けること
  7. 防油堤の面積は80,000m2以下にすること
  8. 防油堤内に帯水を排出する水抜口、防油堤外に操作バルブを設けること
  9. 防油堤は鉄筋コンクリートまたは土で造り、危険物の流出を防ぐ構造であること
 

上記は全部大事なことは言うまでもありませんが、わたしの職場であった失敗事例を共有します。

 

失敗事例

タンク10基を設置する際に全タンクの容量をカバーできる防油堤にした(環境安全担当部門は超ドヤ顔( ・`ω・´)

 

最大タンク容量の110%をクリアしているので法令違反という訳ではありません。ですがこれは完全にオーバースペックだと思います。

 

万が一タンクから液漏れしても外部にまで拡大させないための防油堤です。だから「タンクが2基以上ある場合、最大タンク容量の110%以上とすること」という決まりがあります。

 

 

 

そんな万に一つの事故が10基も同時に発生するでしょうか?

 

 

 

このオーバースペックな防油堤の設置による不利益は以下です。

(1) 施工費用の増大
(2) 防油堤の高さが上がってしまう事による運用性の低下
 (例えば重量のあるポンプ、ドラム缶、ポリ缶などの移送が必要なとき、防油堤をまたぐ度に無理な姿勢や危険な作業が発生する)

 

決して全てを必要最小限に設定すればいいという意味ではありません。ですが、実運用をよく考えた上で防油堤の仕様を決められることをお勧めします。

 

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